樹状細胞は枝のような突起を持つことからそう呼ばれています。
免疫細胞のうちの一つであり、私たちの体内で大活躍をしてくれています。
樹状細胞は免疫細胞の連携の中で重要な役割を果たしているのです。
日々体内ではがん細胞が発生していますが、
樹状細胞はがん細胞に出会うと、捕食します。
そしてその断片を自らの表面に提示して、
リンパ球に特徴を覚え込ませます。
そうすることでリンパ球はがん細胞を識別できるようになり
攻撃してがん細胞を退治していくのです。
樹状細胞は司令官のようなものであるといえます。
日々体内でがん細胞が発生していると知った時は
怖かったものですが、こうした免疫システムがあるおかげで
ここまで無事でいられることに感謝したいと思います。
人間の身体はうまくできているなと思いました。
このような免疫システムがないと、健康に暮らせないどころか
人類そのものがいなくなってしまうと思うと
免疫システムは素晴らしいと思います。
そして現在樹状細胞の働きを利用したがん治療が試みられています。
樹状細胞に患者さんのがん組織や人工的に作製したがんの特徴を持つ物質を
覚えこませ、体内に戻します。
そうするとリンパ球が樹状細胞からがんの目印を教わり、
がん細胞のみを狙って攻撃するようになります。
これを樹状細胞ワクチン療法といいます。
正常細胞を傷つけないので、非常に期待の持てる治療法だと思います。
どんどんがん治療に対して、これからも有効な方法が開発、発展していくことを
心から願っています。