私は、最近樹状細胞と言う言葉を何度も何度も見ています。私の友人や家族や親戚に、がんともに闘いましょうと言いながら、苦しみを与え続ける延命という抗がん治療を見て、白衣を着ている医師を憎んだことがありました。いえ、その後もずっと憎しみで不信感の塊になり、医師を無能集団とか最新技術を知らない馬鹿医師なのだろうと悶々としていました。そして、その気持ちは世の中の癌治療はどうなっているのかとネットで調べている時に何度も出会ったのが樹状細胞ワクチンという免疫療法でした。
一番新しい癌に対する免疫療法だと聞き、私は食い入るように読みあさりました。体を痛めずにがん細胞をやっつけてくれるという免疫をつけるという療法を知り、涙がこぼれたのを覚えています。叔父は、従兄弟はもしかしたら、あんなに若くして死ななかったのではないか、亡くなったとしても、苦しまない延命ができたはずなのです。苦しみながらの延命は、人生を整理したくてもその余裕すら与えてくれません。
私は、常に癌と向き合い、新しく最先端医療はさらに高くなっていくことに努めている医療界があることに感謝しました。そして、それを少しでも早く、少しでも多くの癌患者に普及させたいと新しい医療に取り組んでくれている病院があるのです。最先端医療は保険が効きませんが、私たち自身がしっかりとその時のために保険などを考えておくべきかと思います。癌患者のためにその医療を広めるのはわたしたちでもあるのです。